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四季折々の山登りで楽しめること (7)_秋田駒ヶ岳と船形山
2012.July.17
先週は、1時間に100㎜も降る「平成24年7月九州北部豪雨」と命名された凄まじい豪雨の被害がありました。
それを忘れたかのように、本日、関東甲信、東海、近畿、中国・四国で梅雨が明けたとみられると気象庁から発表されました。
そのような中、私は、14日、秋田駒ヶ岳に足を運びました。雨は幸いにあがっていましたが、ガスの中を歩みました。
一緒に行った石巻の子供たちは、流石に子供。遊びの天才で、楽しんでくれたようです。
石巻は、まだまだ大変な状況にありますが、あの砂礫の中でも可憐に咲いているコマクサ同様に強く、可愛く、そして美しくなって欲しいと思いました。
山は、花の季節です、今月の月山登山の募集は終わりましたが、石巻の子供たちと楽しむ8月25日の宮城県・船形山の登山は、まだ募集中です。大勢の人たちと楽しみたいとと思っていますので、下段にアクセスしていただけると幸いです。
http://www.npoalp.com/images/funagata01.pdf
山は、素晴らしい経験を様々させてくれますよ。
[ 2012/07/17 23:38 ]
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四季折々の山登りで楽しめること (6)_ネマガリタケとヒヨドリ
2012.July.09
相変わらず脈絡のない話題になるかと思います。
朝刊が休刊でしたので、夕刊で「78歳のお爺さんが20日ぶりに、8日に岩手県・葛根田川上流の沢で無事救助されたとのニュースを目にしました。記事によると、秋田県乳頭温泉近くにタケノコ採りに行って遭難したそうですが、先ずは、ヨカッタ、ヨカッタ。
ところで、記事には「タケノコ採り」としか書いていませんでしたが、多分、「ネマガリタケ」採りと思います。いろいろな呼称があって、チシマザサ、コウライザサ、アサヒザサ、姫竹等々の名前で聞くことがあります。
私も、東北の山に入って、意外に背丈が高い、その竹の海の中でモガキ、ビバークしたことがありますが、周りの景観を確認することができませんでした。どんなに心細かったかと想像しています。音のない世界で夜を明かすことは心細いものです。
音と言えば、昨日の午後、雨が上がった高尾の小仏峠~城山を辿りました。最近ブームのトレールランの練習グループがチリンチリンと鈴をならしながら忙しく追いかけてきました。クマがいる山域でもないので、ハイカーも含めて、時には静かな雰囲気を味わってもよいかもしれないなどど勝手な思いでいましたが、突然、甲高いピーヨピーヨと鳥の声です。これこそ静寂を破る騒々しいヒヨドリです。
音がないと寂しくなるし、音があると煩いし、まあ、人って我儘なものです。
静かといえば、帰宅してから、テレビの録画ですが、改めて「地球ドラマチック」という番組、アフガニスタン・ノシャック(7492m)登山の記録を視聴しました。
アフガニスタン・ワハン渓谷で育った若者4人をフランス人がサポートしながら登るのですが、淡々とした映像が静かにアフガニスタンの光景を思い出させてくれました。もっとノンビリとアフガニスタンの山を昔のように登れたらと思ったのは私だけではないでしょう。
何れにしても、騒々しいのは、もしかしたら、日々、電車の中で疲れた表情を隠せない我々なのかもしれまんね。支離滅裂になってきましたが・・・
ところで、私は、東北の山へ今週から足を運ぶ予定が続きますが、8月の宮城県・船形山へ石巻近辺の人たちに下記を紹介していただけると嬉しいです。(実は、間もなく締切りですが、多くの皆さんと楽しみたいと思っています。)
http://www.npoalp.com/images/funagata01.pdf
[ 2012/07/09 22:56 ]
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四季折々の山登りで楽しめること (5)_高尾山4号路と展示ホールと体力など
2012.July.01
体が鈍るのもよくないので雨の高尾山中を、カメラを片手に歩きました。
7月の高尾は、花の季節が過ぎていますが、静かでいいものです。
今月は、東北の山のガイドで忙しいのですが、高尾と違って花の季節が楽しみです。
楽しむためには、体力が大切です。
今日の新聞のコラムに、私が若いころに人気があったSF作家の小松左京の「復活の日」が紹介されていました。南極を舞台にした内容ですが、そこには、「閉じた空間で厳しい環境を生きる観測隊員は、知性や技能だけでは務まらない。体力、耐久力、粘り、さらに、お互いに「うまくやっていく」能力が不可欠だ」とあります。
まどろっこしいのですが、物差しが違う他者と「うまくやっていく」能力を鍛えるには、パーティを組む山登りもいいのかもしれないと、高尾山中で何となく思いました。
そんな中、4号路の吊り橋の何時もと違う静けさを味わいました。何時もの休日は、長蛇の列が出来るのですが、野鳥の鳴き声が響き渡っていました。
その足で日影沢に下りましたが、実は、4月22日夕刻に全焼した「展示ホール」がそのままの姿で建っていました。多くの人が、そこで様々な展示物を楽しんだことでしょう。夜中の火事でもないのに、何故か原因が不明とのことです。
自然は、他者と「うまくやっていく」ことで、バランスを保っていますが、人の世は、「うまくやっていく」と錯覚することでバランスを崩すのかもしれません。多分、自然の力と同じように、人には、逆に言えば、「うまくやっていく」と思う前に、様々な「力」をつけるトレーニングが必要なんだろうなと単純に思えた雨の高尾山中でした。
自然を楽しむには、私のように無闇に体力だけ鍛えようとするだけでは芸がないですね。今日のような雨の日には、その他の力を蓄える時間にしてもよさそうな気がしました。
[ 2012/07/01 22:52 ]
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四季折々の山登りで楽しめること (4)_雨とマッキンリーーなど
2012.June.22
今日の東京地方は、早朝から強い雨が続きました。梅雨の季節だからショウガナイのですが・・・
まあ、“That's life.”ってのと同じですね。
雨といえば、季節はずれの強い台風4号が19日17:00頃に和歌山県南部に上陸し、20日未明にかけて駆け足で日本列島を縦断しました。6月の上陸は、8年ぶりということです。
そして、台風が過ぎ去った20日の朝、西方の高尾山上空に珍しい雲を目にしました。「吊るし雲」、「ロール雲」、「ロータ雲」等々、様々に呼ばれるそうですが、今回見た雲は、富士山を越える気流が作り上げたようです。
また、山といえば、北米のマッキンリーで、日本人が13日未明、雪崩に巻き込まれた遭難のニュースを20日の新聞で知りました。それによると、一人が助かり、4人の方が絶望とのことで、何とも痛ましいニュースと感じました。
このようなニュースには、本人たちと無関係に、様々な解説がつくものです。また、ネットの掲示板では、気持ちが重くなる誹謗・中傷、無意味な称賛があります。大新聞では、相変わらず「ベテラン」、「多くの山を征服」等々の言葉が踊っています。
現在、「征服」という言葉を使える登山家は、世界中を見渡しても数える程度と思います。そもそも、エベレストでさえもツアー登山の時代ですので、「征服」の言葉に、どれ程の意味があるの分かりませんが・・・
言えるとすれば、自分の弱さに挑戦した結果だけかもしれません(少し余計なことを言ってしまったかと思います)。
山は、まして、雪崩は、よく聞く言葉として、「雪崩は、あなたがエキスパートであることを知らない」のです。
私が言える立場でもないのですが、パターン化したニュース原稿も必要でしょう。その一方で、いま一歩踏み込んだ状況や背景も伝えて欲しいと思います。
新聞記事にあった生存者の言葉に、「歩いていたら、サーッと音がして、振り返ると雪がきていて足をすくわれ、流された」とありました。
山の斜面や天候の様子から、多少の経験を積んだ人に聞けば、どんな種類の雪崩で、どんな認識が必要かの回答は、直ぐに明らかになる事例です。最高峰、ベテラン、危険といった言葉だけでは、寂しくなるなどと、勝手な私の感想ですね。
ちなみに、私は、昨年2月(当地の雨期)に、南米のChimborazo(6310m)を夜中に辿りましたが、雪の状態が怖くて朝方に引き返しました。何れにしても、私の場合は、帰国のチケットの関係でジックリと時間をかけることができなかったこともありますが、単に嫌な予感でサッサと降参しただけです。
それでも、「宇宙に一番近い山」を辿ることができ、山の麓ではビクーナやハチドリに出会い、大いに楽しめたことを懐かしく思い出しています。
山は、既に競争的冒険の時代が終わっています。それでも、それぞれの人が楽しめる多くの宝物が沢山あります。
[ 2012/06/22 11:40 ]
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四季折々の山登りで楽しめること (3)_平標山など
2012.June.17
昨日は、私の勤務する会社の若者の結婚式でした。人生、山あり谷ありですが、June brideに幸多かれです。
6月は、変化の激しい季節です。6月9日には、関東甲信、北陸が梅雨入りとなりました。一方、北海道・中標津では、6月12日に氷点下2℃を記録しました。
私は、6月14日に関東の曇天を気にしながら平標山へ出かけましたが、新潟県側へ出た途端に青空となりました。
少しだけ、その日の平標山を紹介しましょう。麓では、ハルゼミの合唱を聞き、急登を登り切ったところにある平標の山小屋からは、残雪が多く残る斜面を目にしましたが、やはり、ガスが垂れ込めて全山を見ることは無理でした。そこから更に辿ると、サラサドウダンはこれからでしたが、シャクナゲが最盛期でした。また、ハクサンコザクラやハクサンイチゲ、シラネアオイなどなど、風に耐えつつ、しっかりと咲いていました。
これからの季節が、平標山から仙の倉山のお花畑が楽しみな山々です。
昨日はアルコールで多少高揚した脳ミソでした。しかし、今日(6/17)は、雨上がりの奥多摩(六ツ石山)で平標山と同じく、清々しく、ハルゼミの合唱を聞くことができました。
平標の小屋から頂上方面
ハルゼミ
ハクサンコザクラ
ハクサンイチゲ
シラネアオイ
[ 2012/06/16 21:50 ]
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