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四季折々の山登りで楽しめること (4)_雨とマッキンリーーなど
2012.June.22
今日の東京地方は、早朝から強い雨が続きました。梅雨の季節だからショウガナイのですが・・・
まあ、“That's life.”ってのと同じですね。
雨といえば、季節はずれの強い台風4号が19日17:00頃に和歌山県南部に上陸し、20日未明にかけて駆け足で日本列島を縦断しました。6月の上陸は、8年ぶりということです。
そして、台風が過ぎ去った20日の朝、西方の高尾山上空に珍しい雲を目にしました。「吊るし雲」、「ロール雲」、「ロータ雲」等々、様々に呼ばれるそうですが、今回見た雲は、富士山を越える気流が作り上げたようです。
また、山といえば、北米のマッキンリーで、日本人が13日未明、雪崩に巻き込まれた遭難のニュースを20日の新聞で知りました。それによると、一人が助かり、4人の方が絶望とのことで、何とも痛ましいニュースと感じました。
このようなニュースには、本人たちと無関係に、様々な解説がつくものです。また、ネットの掲示板では、気持ちが重くなる誹謗・中傷、無意味な称賛があります。大新聞では、相変わらず「ベテラン」、「多くの山を征服」等々の言葉が踊っています。
現在、「征服」という言葉を使える登山家は、世界中を見渡しても数える程度と思います。そもそも、エベレストでさえもツアー登山の時代ですので、「征服」の言葉に、どれ程の意味があるの分かりませんが・・・
言えるとすれば、自分の弱さに挑戦した結果だけかもしれません(少し余計なことを言ってしまったかと思います)。
山は、まして、雪崩は、よく聞く言葉として、「雪崩は、あなたがエキスパートであることを知らない」のです。
私が言える立場でもないのですが、パターン化したニュース原稿も必要でしょう。その一方で、いま一歩踏み込んだ状況や背景も伝えて欲しいと思います。
新聞記事にあった生存者の言葉に、「歩いていたら、サーッと音がして、振り返ると雪がきていて足をすくわれ、流された」とありました。
山の斜面や天候の様子から、多少の経験を積んだ人に聞けば、どんな種類の雪崩で、どんな認識が必要かの回答は、直ぐに明らかになる事例です。最高峰、ベテラン、危険といった言葉だけでは、寂しくなるなどと、勝手な私の感想ですね。
ちなみに、私は、昨年2月(当地の雨期)に、南米のChimborazo(6310m)を夜中に辿りましたが、雪の状態が怖くて朝方に引き返しました。何れにしても、私の場合は、帰国のチケットの関係でジックリと時間をかけることができなかったこともありますが、単に嫌な予感でサッサと降参しただけです。
それでも、「宇宙に一番近い山」を辿ることができ、山の麓ではビクーナやハチドリに出会い、大いに楽しめたことを懐かしく思い出しています。
山は、既に競争的冒険の時代が終わっています。それでも、それぞれの人が楽しめる多くの宝物が沢山あります。
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[ 2012/06/22 11:40 ]
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四季折々の山登りで楽しめること (3)_平標山など
2012.June.17
昨日は、私の勤務する会社の若者の結婚式でした。人生、山あり谷ありですが、June brideに幸多かれです。
6月は、変化の激しい季節です。6月9日には、関東甲信、北陸が梅雨入りとなりました。一方、北海道・中標津では、6月12日に氷点下2℃を記録しました。
私は、6月14日に関東の曇天を気にしながら平標山へ出かけましたが、新潟県側へ出た途端に青空となりました。
少しだけ、その日の平標山を紹介しましょう。麓では、ハルゼミの合唱を聞き、急登を登り切ったところにある平標の山小屋からは、残雪が多く残る斜面を目にしましたが、やはり、ガスが垂れ込めて全山を見ることは無理でした。そこから更に辿ると、サラサドウダンはこれからでしたが、シャクナゲが最盛期でした。また、ハクサンコザクラやハクサンイチゲ、シラネアオイなどなど、風に耐えつつ、しっかりと咲いていました。
これからの季節が、平標山から仙の倉山のお花畑が楽しみな山々です。
昨日はアルコールで多少高揚した脳ミソでした。しかし、今日(6/17)は、雨上がりの奥多摩(六ツ石山)で平標山と同じく、清々しく、ハルゼミの合唱を聞くことができました。
平標の小屋から頂上方面
ハルゼミ
ハクサンコザクラ
ハクサンイチゲ
シラネアオイ
[ 2012/06/16 21:50 ]
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四季折々の山登りで楽しめること (2)_ホトトギスとカジカガエル
2012.June.02
いつの間にか衣替えの季節(6月1日)を越えました。
私が勤務している医薬品開発関連の会社は、1年中オフィス・カジュアルを勧めているので感覚的に気づかなかったのかもしれません。何れにしても、4月に入社した新卒新入社員は、希望に満ちて次のステップへ踏み出していると思います。
高尾では、野鳥のホトトギスの声がすがすがしく聞こえ(私が今年耳にした最初は5月30日の朝でした)、山間の清流ではフィーフィフィフィ・ココとカジカガエル(河鹿蛙)の鳴き声が聞こえます(鹿のような美しい鳴き声(?)のため、河鹿蛙という名前がついていたとのことです)。結構、多く生息しています。
その他、高尾の山の生き物として人気がある蝶のアサギマダラも飛び交っています。
ネイチャーガイドをしていると、圧倒的に花のファンが多いのですが、春夏秋冬、生き物との出会いも楽しいものです。
でも、興味を持ってもらえる人が少ないのが現状です。ましてや、クマの足跡を指し示すと、その先へ進むのをためらうことでしょう(5月連休の東北の残雪の山では、クッキリとした足跡を見て、一人で興奮しました。)
興奮と言えば、昨日午後にも都心で急に強い雨が降りましたが、気象現象も興奮しているようです。5月には猛烈な竜巻が茨城県つくば市を襲いましたが、5月は、東北南部~近畿にかけての落雷数が平年の2~3倍にもなったそうですが、6月も継続しそうな気がします。
登山や自然観察は、兎に角、安全に気を配ることが第一です。
[ 2012/06/02 11:24 ]
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