今回、幸いにイギリス生まれでNZ・クイーンズタウンにお住いの、山、そして、動植物に造詣が深くNZにとどまらず国際的な活躍をしているネイチャーガイドのR.R.さんにFIODLAND NATIONAL PARKを案内していただきました。彼の自然に優しく親しむ姿を学ばせていただいた経験は、私にとって貴重な財産になるはずです。 RouteburnTrakにて
勿論、NZの自然は、彼のようなプロだけでなく、NZの国民の皆さんが観光政策と自然保護政策の両立に賛同している結果、国土の約1割はユネスコの世界遺産に登録されているものと思います。 ただし、観光政策と言っても、派手な施設は全くなく、自然を如何に保つのかに腐心している様子が様々な場面で見てとれました。 派手さはないといえば、オールブラックス(ラグビー界の世界的強豪)の黒いジャージ、そのエンブレムのシルバー・ファーン、ニュージーランド航空の尾翼のマークのコルーは何れもシダ植物をモチーフにした図柄ですし、華やかさと無縁な事例からも推察されるかもしれません。 また、途中の山肌を覆うイネ科のタソックの塊は、そのどこかにいるだろう飛べない鳥・タカヘ(Takahe)とともに大切にされていますが、これも地味です。そして、旅の途中で見上げた南十字星が輝く「星空の世界自然遺産」になるかもしれない湖畔の町・テカポは、派手さに無縁なことが貴重な財産になっています。NZ総人口は400万人チョットですし、車で幹線道路を100㎞程走ってもGO/STOPの信号に出会えませんし、南島の空も地も空気も綺麗なのは当然かもしれません。 Prince of wales feather fern (綺麗なシダです) Tussock(このような草を大切にしています) RindisPassはTussockの山です NZRobin(人を怖がりません/Keaはもっと怖がらい悪戯っ子でした) LakePukaki(ハイキングをしたサウザンアルプスが湖の向こうに連なっています) LakeTekapo(世界の星好きが集まりそうな所です)